動き方を追求する。
変化を共感する。
動きづくりを拡散する。
障害を背負う投手と速球を投げる投手の間には、明らかな動き方の違いがありました。
私たちは、運動力学をもとに力の出しやすい動き方を研究し、その動きづくりを現場に広げる活動をしています。
私たちのKKK
動き方の研究
定例検討会と有識者講習会
動き方の検証
Try and error
動きづくりの拡散
現場への情報伝達と共有
コンセプト
突然ですが、質問です!
あなたは食事をするとき、肘を何度まで曲げていますか?
あなたは歩くとき、いつもどの足から歩き出していますか?
どれだけの方が答えれるでしょうか・・・?
意地悪な質問でしたが、答えれないのが、当然です。
何故なら全てが、無意識下で行われているため、考える必要が無いからです。
食べること、歩くこと、それらは自分の要求に準ずるための行動の一つです。
私たちは、意思を満たすために行動し、遂行されて確認しています。
つまり行動や動作は、それ自体に意味を持たず、意思を満たすために角度や速度や力を調節しているのです。
そのため一つ一つの動作は、意識するものではなく、反復動作によって培われた反射や反応によって行われています。
肘をある角度に固定して食事をとったとき、そのものの味や食感、満足感は得られるでしょうか・・・
そして人は、意識すれば自然に行われる動作を、意図的に変えることもできてしまいます。
肘を無理やり90度に固定しても、何とか食べることはできてしまうのです・・・
しかし、その食事への感想を聞かれたとき、的確に答えることができるでしょうか?
人は、意思を満たすために行動しています。
そして、意識するれば、意思とは違う行動も出来てしまうのです。
意思とは、その人の願望です。
人は、動作中において、ある部分や行為を意識したとき、断片的な結果のみが伝わります。
そのため動作全体の本質的な部分は、認識されにくく、成し遂げたかった意思は、不明瞭となります。
さらに意識の箇所が増えるほど、本質からは遠ざかってしまうのです。
反射や反応は、無意識の中に存在し、変化する状況の中で、絶えず位置とタイミング、力の量を調節しています。
最高のパフォーマンスを引き出す状態とは、無意識下で行う完成度の高い反応にあると考えています。
あなたは、何を目的に投げていますか・・・
高速の中で行われる繊細な動きは、意識的に調整することが難しいため、
ピッチングも無意識の中で反射や反応をもとに行われています。
そしてそれらは、反復練習でしか培われないのです。
さらに難しい点は、彼らがその動き方を認知できているか否かにあります。
そこに理解がなければ、適切な動きが備わることができないのです。
残念ながら、高速で行われるピッチング練習では、それらを理解とともに実践し、
さらに成果を実感し、修正することは、容易な事ではありません。
肘下がりを治すために高さを意識した投球を行えば肘は上がるかもしれません。
しかし、その意識が力みを作り、その窮屈さが他の問題を引き起こします。
この時点で、ボールの回転や軌道、コースの正確性などピッチングの肝心な本質を度外視されてしまいます。
そこで、私たちは考えました。
ピッチングを分割し、その類似した動き方を練習することは、ピッチングに比べ理解しやすく、習熟度が増していくのではないかと。
力の伝わりやすい動き方を理解し、実践する。
そして、それらの点を線でつなぎ、最終的にはピッチングにつなげていく。
それらが反射を作り、軽く強く動ける体に近づけるのではないかと・・・
私たちは、動きづくりの重要性に着目し、それらを広める活動を行っています。
私たちの目指す体づくりについて
軽く強く動ける体とは
軽くとは、少ない力で動けるということです。
言い換えると、力まず、無理なく、自然体に、力を使わなくとも動けるということです。
無駄なく、無理なければ、強い力が引き出されます。
強さを出すには軽さが必要であり、軽さは力を引き出します。
二つが合わさったとき、広く早く滑らかに動けるようになるのです。
動きづくりを考えるための「Synergy Movement Concept」
私たちは、動きづくりを適切に捉え、より効率的な動き方を提唱できるように5つの理論を提唱しています。
Synergy Movement Concept (以下SM Concept)
①力の順番
②力の向き
③力の軌跡
④重心移動
⑤床反力
軽い力で強い力を生み出し、速く動ける体には、絶対的に必要な要素となります。
ピッチングをつくるためのBIG3
①ヒップファーストのための軸足づくり
②しなりづくりと動き方
③リリースの伝達力と動きづくり
人は、運動力学と共に生きています。
それは、私たちが最も信頼し、研鑽してきた学問の一つでした。
運動力学は、知った直後に人を魅了し、差を歴然と実感できるものです。
大きいから強い、小柄だから弱いという誤った常識は、
‘動き方’というシンプルな新常識で覆すことができるのです。
私たちは、それらの学問を軸とし、ピッチングを分析していきます。
どうして野球肘になってしまったのか?
どうしたら軽く強い球が投げれるようになるのか?
運動力学は、それらを十分に説明できる力を備えています。
もしも、あなたが今の自分を超えたいなら、私たちと一緒に挑戦しませんか?
私たちは、動きづくりで、野球肘を予防していきます。
そして、軽い力で強い球が投げることの出来る投手を育成していきます。
この小さな挑戦が、いつか鹿児島を変えてくれると信じて・・・
動きづくりを考えるトレーナーを目指して
伝える。
考える。
実践する。
これまでの研究で得られた答えは、
「開く選手は、肘が下がる!」ということでした。
しかし驚きは、筋力も可動域も有意な差が認められなかったことです。
ある日の練習で、スクワット時に骨盤が後傾する選手がいました。
彼は二週間後、きれいなフォームで高重量を上げていました。
問題は、筋力では無く、動き方自体にあったのです。
機能面は、軽視されてはいけません。
前腕筋力の低下が、野球肘につながる事例もあります。
柔軟性の低い選手は、筋肉の緊張が高く、
疲労しやすい傾向にあるのも事実です。
しかし大事なことは、その機能を生かす動き方を知らなければ、
筋肉はただの肉に過ぎず、パフォーマンスへは繋がらないということです。
投球練習は、その一助かもしれませんが、
一部を意識するほどパフォーマンスは下がってしまいます。
だからこそ、動きづくりの重要性が問われるのではないでしょうか?
私たちと一緒に、軽い力で強く動ける方法を考えてみませんか?
そして、動きづくりで野球肘と闘ってみませんか?
野球を愛する選手、指導者、保護者のために
つながる。
広がる。
継続する。
痛みが、あるなら力になれます。
強く投げたいなら、力になります。
私たちは、動きづくりで野球肘と闘います。
そして、軽く強く動ける体を実現していきます。
肘に負担をかけないために、
ボールに力を伝えるために、
伝えたいことがあります。
その答えは、動き方と力の伝え方を知ることです。
障害を背負う投手と速球を投げる投手の間には、
明らかな動き方の違いがありました。
私たちは、運動力学をもとに力の出しやすい動き方を研究し、
その動きづくりを現場に広げる活動をしています。